ブラック企業に入ったらおしまいだ。ブラック企業は現代社会の地獄です。長時間労働・睡眠不足で体と精神を壊す。
すぐに辞めれば良いだろ?と思われる人も多いが、色々事情があってそんなに簡単には辞められないのだ。簡単に辞められるのなら、世間でブラック企業の問題が話題になることもない。
一番良いのが、ブラック企業に入らないことです。初めから関わりを持たないことが大事です。関わってしまったら終わりです。自分で会社を変えてやろうとか思わない方が良いです。
では、どうやってブラック企業かどうか見極めれば良いのか?「超絶ホワイトなIT企業で働く方法」という記事でも少し触れましたが、私の経験からブラック企業を見抜く方法をご案内します。
目次
その1 求人情報サイトにいつも掲載されている
ブラック企業は求人サイトを見るといつも掲載されていることが多いです。これはズバリ離職率が高いからです。
普通の企業は、人が足りなくなってから補充するのですが、それは不定期に発生するものです。常に求人するなんてことは無いです。
就職・転職活動する際は、少なくとも3ヶ月ぐらい前から開始して、その間は求人情報を常にチェックしておくと良いでしょう。その間いつも変わりなく求人情報を出している会社はあやしいということになります。まともな会社の可能性もありますが、3ヶ月常に求人している会社があるでしょうか。
その2 会社名がなんとなく良さげなカタカナ英語である
IT系のブラック企業に多いのが、会社名がカタカナ英語のところです。なんかだかよく分からないのだが、かっこ良い感じの会社名だったりします。「シアトル・アンド・パートナーズ」(これは私が創作した名前です)みたいな会社名ですね。やっていることはよく分からないが、凄そうな会社の雰囲気が漂っています。また、「MFG」(これは私が創作した名前です)みたいな頭文字3文字企業もあやしげです。気をつけた方が良いでしょう。
ちなみに私が初めて入ったIT企業はW○○○というカタカナ英語の会社でした。名前だけ見ると凄そうな会社で最先端のIT企業っぽい感じでした。しかし実際はIT技術者を多重偽造派遣(法律で禁止されている)しているだけの会社でした。IT業界初心者の私には見抜くことができませんでした。
ただし、中には普通の名前の会社でもブラックな企業もありますので、すべて名前だけでは判断はできません。一つの検討材料として下さい。もちろん名前も実際も立派な会社もあります。
その3 何をやっている企業なのかわからない
これはその2の会社に多いパターンなのですが、結局何をやっているのかわからない会社は危険です。求人情報を見ても具体的にどんな仕事をするのかわからない。なんとなくすごそうなIT企業なんですが、実際に売っているサービスやプロダクトがなんなのか不明というパターンです。
この手の会社は、ほぼ間違いなく技術者派遣・業務委託だけをやっている会社です。自社で何か作っている訳ではないです。
まともな会社であれば、求人する時に必要としているスキルの詳細が事細かに書かれています。誰でも良いという感じで人を採用することはないです。
その4 求人情報で女子社員の写真を載せている
ずばり女で誘ってます(笑)。中身の無い会社は仕事内容とかをアピールするのではなく、会社に入ればこんなステキな女性社員と一緒に働けるよ!ということをアピールします。
しかし、やけにカワイイ子の写真を使ってますね(笑)。社内で一番若くてカワイイ子を使っているか、場合によってはモデルの可能性もあります。モデルを使っているとしたらかなり悪質ですね!(笑)カワイイ子を目当てで入ったのに、その子は会社にはおらず、仕事はブラックという最悪なパターンです。
ちなみに、私が最初に入ったIT企業もカワイイ子を求人情報に載せていましたが、ちゃんと中で働いている女子社員でした。その子は実際に可愛かったです。嘘ではありませんでした(笑)。ただ、その子と話をしてみると求人広告を作成する時に毎回のように呼び出されるそうで、迷惑しているということは言ってました。色々苦労があるようですww
その5 会社内の雰囲気がアットホームであることをアピールしている
アットホームな会社というアピールは、よく求人情報で見かけます。飲み会の写真などを載せている会社もあったりします。しかし、この手の会社はブラック率が高いですね。
ブラック企業は表面上はアットホームな感じの会社が多いです。飲み会などに参加して和気あいあいとして良い雰囲気に見えるかもしれません。しかし、その目的は、飲み会や社員旅行に強制参加させ、人と人の繋がりを無理矢理に付けて、結束力を高めます。そして、社員ではなく会社の利益のためにひたすら走り続けるロボットのような社員を育成するのです。
良い会社であれば社内の雰囲気が良く、風通しが良いのは当たり前のことです。あえて求人情報でアピールすることではないです。
その6 会社名で検索すると悪い評判が出てくる
IT企業に中には、ネット上では有名なブラック企業があります。面接など受ける前には、事前にGoogleで検索しておいた方が良いでしょう。ネットの情報を鵜呑みにしてはいけませんが、ネットで悪い評判が立ってしまうような会社は実際にダメな会社であることが多いです。
「君子は危うきに近寄らず」ではないですが、怪しいところには近寄らないのがベストです。中にはとても良い企業もあるかもしれません。しかし、それは実際に会社に入ってみないとわかりません。入ってから判断するような余裕はないでしょう。
その7 面接の時間がやたら遅い
これは「超絶ホワイトなIT企業で働く方法」という記事でも書きましたが、ブラック企業は面接の時間が遅いことが多いです。仕事が忙しすぎて面談の時間を取ることができないのです。結果、面接の時間は業務終了時間よりさらに遅い20時とかになったりします。
これは私が実際に経験したある企業の面接だったのですが、20時半に面接に呼ばれました。そして疲れ気味の社員が出てきて面接をしました。その会社には実際に入ってしまうのですが、その会社は終電間際まで仕事をするのが当たり前の会社でした。社員は別にそれが普通のことだと思っている様子でしたね。
残業するのが当たり前になるとそれがおかしいことだということに気が付かなくなります。そして、面接の時間を20時半とかにしてもおかしいことだとは思わないのです。むしろちょっと早いくらいの感覚になっている可能性もあります。
IT企業には残業するのが当たり前という感覚で仕事をしている人が今だにたくさんいます。気をつけましょう。
まとめ
実際に中で働かなくてもブラック企業を見抜く方法をご案内しました。上の項目に当てはまる会社でも中には良い企業もあると思います。また部署によって変わることもあります。ホワイトな企業なのに、ある部署だけ超絶ブラックというパターンもあります。
IT企業は長時間働くところが多いので、長時間働いているだけで、自身がブラックだと認識していないケースもあります。しかし、長時間労働が一番ヤバイのです。長時間働いて身体を酷使し、睡眠時間が減ると人間は判断力がどんどん鈍っていくのです。判断力が鈍ると自分がおかしいことに気が付かなくなります。そして鬱病などになってしまうのです。
まともな判断ができなくなってしまうブラック企業には近寄らないのがベストです。入る会社には十分気をつけましょう。